冷え性の治療

冷え性とは、常温(室温)の状態で手先・足先・体全体が冷たく感じることです。
外気温が低い時に外で手先・足先が冷たく感じる状態は冷え性ではありません。
カラー治療が必要な疾患です。

冷え性の原因

色々な体の要因に冷えが重なり合って発症します。
この要因には、貧血症・低血圧・自律神経失調症・婦人科疾患などがあり、そこへ強い冷えが加わることが、何回か繰り返されると少しの寒さに対して過剰に反応し、末梢血管を取り巻く自律神経が緊張し、毛細血管を収縮させて体温の拡散を防ごうとするために手足が冷えてしまうのが冷え性です。

冷え性(深部体温・内臓温度)定価で起こる5大兆候

  1. 基礎代謝の低下
    1℃低下で約12%の基礎代謝の低下
  2. 免疫力の低下
    1℃低下で約30%の基礎代謝の低下
  3. 内臓の動きの低下
    胃腸・肝臓・腎臓など臓器の機能低下
  4. 自律神経の乱れ
    痛み・コリなどを何倍も強く感じるようになる。むくみがひどくなる。血行が悪くなる。
  5. うつ傾向になる

治療

冷え性は、手足の毛細血管にトラブルがあって起きている場合は、症状の出ている部位の処置になりますが、多くは脳が抹消の冷えの状態を把握できないために、外気温に合わせた手足の血管の収縮・拡張をうまく出来ないために起こっています。カラー治療によって抹消血管と脳との連絡が巧くいくようにしてあげれば治ります。

治療回数は3〜4回です。

臨床例

67歳

女性

1回目の治療

  • 症状: 足部の冷え性
  • 脳循環を良くするカラー
  • 当期四逆加呉茱萸生姜湯 ( 冷え性に関係する漢方薬のカラー)が反応
  • 治療直後から冷えが改善。その後も冷えを感じない。

55歳

女性

1回目の治療

  • 症状: 左右の手の温度差( 左手が冷たい )
  • 左右の下股の踏ん張った感じが左のが重い
  • 左背に違和感を感じる
  • 左脳頭部に脳循環を良くするカラーが反応
  • ① を治療点に貼付
  • 次回来院時に確認し症状は全く感じなくなった